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ほっこりかつムードたっぷりのフランス映画と思いきや、登場人物の人生は波瀾万丈。テーマやそれに対する向き合い方はラストナイト・イン・ソーホーに近いものを感じた。
結末は正直読みやすい。だからこそ、その>>続きを読む
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U-NEXTにチャップリン作品が沢山!
これはとても嬉しい。
チャップリンは喜劇王と呼ばれるが、やはりどこかほろっと泣ける人生の悲劇も描いているように思う。子どもと浮浪者の何気ない日常だけでも、ふた>>続きを読む
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先にクリストファー・ノーランを
観たのが良くなかったかもしれない。
どんな尺にも
尺なりの密度があると実感。
ちょっと長く感じたのが残念。
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公開前のゴタゴタがなければと心から思う。あのゴタゴタは某WB社の歴史的認識に対する軽薄さ(原爆の投下の賛否というより、その事象の歴史における重大さ、それに対する認識の甘さ)を露呈したとともに、結果とし>>続きを読む
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もっと早く観れば良かった。ケイコに続く三宅唱監督作品。どうしてこの監督の眼差しはこうも優しいのだろうか。
程度は違えど誰もが悲しみや苦しみを背負いながら生きている。時に理解できないこともあるが、それ>>続きを読む
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スマホひとつでどんな情報にもアクセスできてしまう現代。あらゆることを知ったつもりになって、実は何も知らないウィルのような人間がこの世にどれだけいるだろうか。知識として持ってはいるが、それを実際に感じた>>続きを読む
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文字通りの「吉原炎上」。歴史を見れば、吉原で火災が起こるのは珍しくないし、吉原の大火と言えば、頻繁に物語の題材とされる有名な出来事である。よって、「吉原炎上」が吉原の大火であると同時に、物語の締めくく>>続きを読む
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青空のような清々しい映画。
一方でその清々しさは
雨降る日々を過ごしてこそ
感じられるのだとも思う。
ミヤコ蝶々がいい味出してた。
半世紀以上前の東中野もなかなか。
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是枝さんはここから始まった。
構図、音楽、演技。
良い意味でこの時から
是枝さんは是枝さんだ。
どの作品から影響を受けたのか。
どの作品に影響を与えたのか。
過去作をたどりながら、
じっくりと吟味>>続きを読む
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アル・パチーノの魅力を詰め込んだ作品。喜怒哀楽、主人公が持っている滑稽さや凄み、些か不安定な情緒を見事に表現し、難しい役どころを演じ切っている。
それゆえだろうか、傍若無人さの中に彼が背負っているも>>続きを読む
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この映画の良さを分かるには
自分がまだ未熟なのか。
未熟ではないが、
この映画が肌に合わないのか。
どうもよくわからない。
自分的に当たりはずれの激しい
ウォン・カーウァイ。
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脚本が物足りない。
話の展開が読めるのは百歩譲って、
事が起こる過程や
人物ひとりひとりの葛藤を
もう少し丁寧に描いて欲しかった。
机上の空論や根性論を振りかざす
無能な上官ほど質の悪いものはない。>>続きを読む
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ちょっと物足りなかった。
それでもジョンフォードが撮る馬は
いつでもカッコいい。
厳しさの中にもユーモアがあり、
部下に慕われる上官。
浪漫は感じる。
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全体的に好評の本作に対して言うのも忍びないのだが、映画としての完成度を考えると少々残念な印象だった。
もちろん原作がやろうとしていることを真摯に表現しようとしているように思うし、キャストの皆さんの演>>続きを読む
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さすが川島雄三。いろんな意味で安心して観られる。物語の展開に必要だか必要ないんだかよくわからないナレーションが今回も良い味を出しており、この時代に作られた映画の多くが扱ってきた盛り場のいろいろを本作も>>続きを読む
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戦後からこのような作品があることを考えると、日本という社会は何も学ばず、何も進歩していないのだと虚しくなってくる。ひとりの人間があがいたところで何も変わらないという現実が権力を突きあがらせ、更なる悪行>>続きを読む
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なんかね、もうこういう映画を否定し始めたら終わりな気がする。そりゃあ、昨今のCG盛り盛りな派手なアクション映画と比べたら、映像的に物足りなさを感じるかもしれない。それでも、登場人物たちの肉体芸術を考え>>続きを読む
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久しぶりの再会に抱き合う2人。
絵の前で静かに涙を流すミソ。
などなど。
ここは何も言わないで欲しいと思うところで、何も言うことなく、映像で見せる演出。良い。映像だけで魅せられる2人の演技。なお良い>>続きを読む
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カンヌで認められる作品を観る度に胃もたれするのは、善悪とは何かを描いている作品が多いからだろうか。この感覚は、ドストエフスキーの『罪と罰』の読了後に得る感覚と近い。
殊に本作はその演出も相まって、現>>続きを読む
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今以上にジェンダー差別が著しかった時代のアイルランド。土地柄や宗教、様々な要因でいわゆる性的マイノリティは差別されてきたが、その対象がアイデンティティに揺らぎのある時期の青年たちというのが心苦しい。>>続きを読む
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綺麗な映像とともに登場人物たちの心の移ろいを静かに描く良い映画だとは思ったが、どこか物足りなさも感じてしまった。
心の移ろいという点において、受け入れてくれた側の夫婦とコットの動機が今ひとつわからな>>続きを読む
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松田優作や高倉健など、素晴らしい役者が揃い踏みなのだが、映画としての完成度がどれだけ高いかと言われると正直微妙なところ。リドリー・スコットがこのような映画を作ったことがあるのも、自分にとっては意外だっ>>続きを読む
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何となく食わず嫌いをしていたけれど、いざ観てみると評価が高いのにも納得。脚本にも演出にも、もちろん演技にも楽しい仕掛けがたくさんある。共感できる。胸がキューンと苦しくなる。
最近は読書や音楽鑑賞に忙>>続きを読む
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こうやって家族愛を描いた作品はジョン・フォードの作品群の中でも珍しい部類に入ると思う。それでも、社会に翻弄される人々の現実と向き合う姿を描いている点はどの作品にも共通しているのではないだろうか。
本>>続きを読む
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作品の全てから小津をはじめとした、往年の日本映画へのリスペクトを感じる本作。カットワーク、音楽、そのほかの演出を観ているとどれもが心地よい。
人生は素晴らしく悲劇的で、素晴らしく喜劇的でもある。そん>>続きを読む
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遅ればせながら、2024年初映画。人生は木漏れ日のように刹那的、だから1日1日が愛おしい。
変わり映えしないようで、変わり行く日々、変わっていかなければならない日々。トイレ清掃員という存在を人々は、>>続きを読む