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バトル・ロワイアルのSadAhCowのレビュー・感想・評価

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)
4.0
2022 年 31 本目

作中の描写が残酷すぎて公開当時に国会で議論されたという逸話のある作品。市川崑のオリンピック映画にせよ、大島渚の『愛のコリーダ』にせよ、政治家が映画に真面目にコメントしたらもうそれだけで馬鹿げた面白さがあるっていうか、審美眼の無さが露見するから止めたほうがいいと思うのだが。

高見広春の原作は文章が稚拙すぎてちょっと受け付けなかったのだが、深作欣二の映画はさすがの一言。藤原竜也、前田亜季、山本太郎、柴咲コウ、栗山千明、高岡蒼甫などなど、当時の旬の俳優たちがありとあらゆる武器をぶん回す姿は本当に豪華も豪華。見どころは本当に多いのだが(柴咲コウのふとももとか、ふとももとか)、最後のたけしの絵がまじでミッドサマー味溢れててひたすら怖い。あれで全部持ってかれた。おまえいつそんなもん描いてたんだよ!
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