お気に入り作品群記録。
ライジング記念でまた再鑑賞へ。
山小屋を訪れた男女は、かつてそこに住んでいた男の手記と“研究”の痕跡を見つける。
人肉装丁の古びた本、それはーー。
かなり若い頃『スクリーム』等を既に観てからこの作品に触れた時は、初見ではてっきりコメディホラーだと思っていた。
今観ても、そんな鮮やかなパワフルさで突っ走るスーパーキッチュな面白さを感じつつ、本作に影響を受けた数多の作品、オマージュを捧げたであろう数々の名ホラーを観てきた今だからこそ、当時斬新で挑戦的だったであろうカットや演出に惚れ惚れ。
後発のJホラーが敢えて忌避した“オバケ目線”にも奇妙なスリルがあり、各種ゴア以外にも、月を隠す闇だとか、髑髏モチーフの小道具を伝う血だとか、絵として「いいな！」と感じるものが多い。
人もオバケも基本「物理で何とかしようとする」クラシックさが何とも心地よく、煽りスキル高めの憑依症状を呈する女性キャストらの勢いある演技もかなり好き。
特にリンダは死霊の才能があるな(笑)！
