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ハゲタカのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ハゲタカ(2009年製作の映画)
5.0
“ハゲタカ”の異名を持つ天才ファンドマネージャー・鷲津政彦(大森南朋)と、“赤いハゲタカ”を名乗る中国系ファンドの使者・劉一華(玉山鉄二)の大手自動車メーカーをめぐる買収戦争の行方を描く。
“企業買収”をテーマにした真山仁原作のTVドラマ『ハゲタカ』の劇場版。
閉鎖的な市場に絶望し投資から手を引いた鷲津の再起と中国資本との買収争いを、日本の格差社会などを絡めて描かれています。
固定化された社会的地位や市場に支配された生ぬるい地獄日本に対する異議申し立てと希望を込めたストーリー、日本の投資会社と中国政府系投資会社の壮絶なマネーゲーム、大森南朋や玉山鉄二や柴田恭兵たちの演技派合戦、閉塞した日本の状況を変えるには固定化した日本の企業社会のルールや構造を変えるには夢や希望が必要ということを強烈にメッセージする傑作社会派映画です。
「この腐った○○○○を買い叩く!買い叩く!買い叩く!」「欲が善の時代は終わった」
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