とし

宇宙円盤大戦争のとしのレビュー・感想・評価

宇宙円盤大戦争(1975年製作の映画)
3.0
東映まんがまつりの一編として後悔された、ロボットアニメ映画です。UFOロボ グレンダイザーの、ダサい版…じゃない、パイロット版ですね!

ガッタイガーに乗り、宇宙を逃亡するデューク・フリード。円盤群に追い付かれ襲われるが、見事にそれを迎撃、近くの惑星へと逃げ込む…。それから5年が経った。牧野牧場で馬の お産を手伝う青年・宇門大介は、地球に大量の円盤が接近している事を知る。彼らは、強力な力を秘めたガッタイガーを手中に収める為に調査を繰り返し、ようやくこの地球にある事を突き止めたヤーバン帝国の追っ手だったのだ!平和な暮らしを捨て切れない大介…いや、デュークは悩む!…という内容ですね。

まず、敵ヤーバン(野蛮)帝国というストレートなネーミングに脱帽です。味方も、合体するからガッタイガーとか、ロボットだからロボイザーとか、ストレートなネーミングだしなぁ…。宇宙人、センス悪っ!

何故敵が、5年間もガッタイガーを追い求めているのかがよく分かりません。それだけ時間あったら、もっと良い兵器作れるんじゃないの?しかし、5年前の兵器一機に軍を全滅させられるぐらい弱いのなら、悪の大王止めちゃいなYO!てか、そもそも5年前良く国を滅ぼせたな?!その時にガッタイガーに返り討ちにされてても、おかしくないじゃん??うーん、まぁ…逃げたガッタイガーの行方を探すのに5年も掛かったボンクラだしなぁ…。

山中の洞窟に封印してあったガッタイガー。出撃する時、地割れやら山頂の湖が決壊やらと、大変な事になってたけど…5年前、どうやってそこに収納したの?

地球は色々な都市を破壊され、大打撃だったけど…これ、単純にデュークのとばっちりですよね?!

散々戦った後で、「はっ、ここで戦っては皆んなに迷惑がかかる」と気付くデューク。遅いわ!…でも、近くに立ってた彼女もあれだけの爆発の中、無傷だったし、そこで戦い続けてもきっと大丈夫じゃね?

デュークを庇い、散っていくヒロイン・テロンナ姫(こっちも大概なネーミングだよね…)。「何故君はそこまでして」ってデューク!空気読めよぉぉぉぉ!鈍過ぎるわぁ!

結構ヒロインとの悲劇的メロドラマシーンの多い今作。音楽担当が菊池俊輔なんだけど、どうしてもそういうシーンの曲って「暴れん坊将軍」で多様された曲みたいでなぁ…。うーん…。
とし

とし