チェ・ゲバラの伝記映画ということになるんだろうけど、あれれ?ゲバラがあまりにも悪党として描かれている。なんだろこれと思ったら、今作はゲバラが死んで2年後にすでに公開されている。さすがはアメリカ。リチャード・フライシャー監督ということで期待していたのだけど、あまりにもプロパガンダに思える作品だった。
ゲバラがキューバ上陸からボリビアで処刑されるまでを描く。
カストロが腰抜けでゲバラまかせという描写や、ゲバラがただの革命バカで、ボリビアで村人を苦しめ、殺されたように思える描写も一方的すぎる。インタビュー形式での演出もあざとさを増幅させている。
ゲバラを知らずに今作を観たら、誰もがゲバラを嫌いになると思う。
オマー・シャリフはゲバラに似せてはいるけど、カッコよくないし魅力がなかった。
ゲバラについてを知りたい人にはオススメしないけど、アメリカとの関係性を考慮して観ると逆に楽しめるかも。
✴︎キリ番100ゲット