leylaさんの映画レビュー・感想・評価

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メゾン ある娼館の記憶(2011年製作の映画)

3.9

何とも不思議な魅力を放つ作品だった。1899年、パリのアポロニドというブルジョワ紳士が通う高級娼館の娼婦たちの日常。まだ娼婦が街角に立って商売をする以前の時代の話。アデル・エネルがお目当てでした。>>続きを読む

アイアンマン3(2013年製作の映画)

4.0

フェーズ2突入。
監督も変わり、今までよりもシリアスでハードなアイアンマンだった。集大成にふさわしくトニーの内面にフォーカスした作り。

家は吹き飛ばされるわ、ペッパーが危機にさらされるわ、ペッパーま
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中村屋酒店の兄弟(2019年製作の映画)

3.8

45分の短編。

お兄ちゃんの優しさが沁みる作品だった。酒店を継いだ兄の元へ、東京で暮らす弟がふいに帰ってくる。兄ちゃんは1人で認知症の母の面倒を看ながら酒店を営んでいる。その様子が切ないんだ。

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タイムズ・スクエア(1980年製作の映画)

3.8

1970〜80年代あたりの音楽とキッチュなファッション、NYの街並み…当時の空気感に心躍るミドルティーンの青春作品。

プロデューサーは『サタデーナイトフィーバー』『グリース』を手がけたロバート・ステ
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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.7

アメコミだから仕方ないけど、アメリカ色が強くて子供っぽい感じがあまりハマれなかった。でもアベンジャーズのキャラとしてはバランス的にすごく必要。

モヤシっ子が強くなるストーリーは人間臭くて良いし、あの
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長ぐつをはいたネコ(2011年製作の映画)

3.8

猫好きにとっては大切な数字、2222Mark目なので猫作品を鑑賞。

童話の映画化ではなく『シュレック』のスピンオフだそうです。製作にはギレルモ・デル・トロが名を連ねている。

ハンプティ・ダンプティ
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チャンス(1979年製作の映画)

3.8

『エンパイア・オブ・ライト』から引き寄せらて鑑賞。周囲の勝手な勘違いから次期大統領になりかける男の物語。社会風刺を交えたプチファンタジーな作品でした。

ある家の庭師として住み込みで働き、一歩も屋敷か
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.8

ついに地球以外が来た!(苦手)しかも神話!(苦手)
でも父と兄弟のドラマがあったり、アスガルドと地球とがうまく繋がっていたり、観やすい作りで楽しめた。時空を超えて行き来するってことに可能性さえ感じる。
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夜霧の恋人たち(1968年製作の映画)

3.8

ドワネルシリーズ3作目はクスクス笑える軽快なラブコメ。

ダメダメだけど愛されキャラのドワネルは、どんな仕事についても失敗。でもたいして怒られたりもせず次の仕事にありつける。

なぜか女性にもモテてし
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.8

スカヨハはやっぱり最高!あのスーツでアクションするのが反則級にかっこいい。

ヴィラン役のミッキー・ロークが知的な役なのは似合わないけど、カーレース場の登場シーンは『レスラー』を思い出して笑える。あと
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蛇の道(1998年製作の映画)

3.8

説明がなく謎も多いけど、陰湿な空気感と不気味な人物描写、反復する演出に引き込まれました。

低予算のVシネだからこそ、黒沢清監督のエキスが凝縮されている気がした。『CURE』に繋がるような作品。

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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.9

2013年、パトリオット・デイ(愛国者の日)に起きた「ボストンマラソン爆弾テロ」の裏側を描いた作品。実際にあんなにすごいことが起きていたのかと驚いた。

映画だからってやりすぎなのでは?と思って調べた
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インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.6

ラファロじゃないんだ。コメディ感もないんだ。エドワード・ノートンのハルクは悲哀に満ちてる。

心拍数200を超えるとハルクになってしまうから恋人(リヴ・タイラー)とエッチもできないとは可哀想〜

エド
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ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

3.7

ピーター・イエーツ監督が描く青春映画。

田舎だし、金もないし、先も見えない、高校を卒業してニートな4人組。

イタリアかぶれの主人公とイタリア嫌いの父とのやりとりが面白い。イタリアの自転車チームへの
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.9

遅ればせながらフェーズ1から観てみることにしました。もう16年前の作品…

宇宙ものじゃないのでこれは観やすい。コメディとシリアスのバランスがちょうどよくて面白かった。

チャラ男(ロバート・ダウニー
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太陽はひとりぼっち(1962年製作の映画)

3.6

この作品自体が虚無って感覚。

ほぼすべてが無意味に思えるショットをつなぎ合わせてる実験映画のような作品。

モニカ・ヴィッティとアラン・ドロンの恋愛映画と思って観ていたら、ラスト7分で社会情勢や社会
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ひな鳥の冒険(2016年製作の映画)

4.0

か・わ・い〜ぃぃぃっ💓💓💓

すごいリアルなのに、アニメだからこその良さがギュ〜ッと!
波とか水の中とか羽の一枚一枚とか、描写が素晴らしい。
ひな鳥の成長にキュン死(死語)。
極上の癒しタイムでした✨

マリーゴールド・ホテルで会いましょう(2011年製作の映画)

3.6

シニア7人の群像劇。
広告に騙されて、老後をインドの優雅なホテルで暮らそうと集まったシニア7人。しかし、そのホテルはボロボロで、やがてホテル閉鎖の知らせが…。

長年生きていると考え方も凝り固まるし、
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津軽じょんがら節(1973年製作の映画)

3.9

“The津軽”とでもよびたくなる映像が強烈に印象に残りました。荒々しい北の海、貧しい漁村、いたこの婆さん、瞽女(ごぜ)…そこに、津軽三味線の音と斎藤真一の絵が挟まれ、土着性を強めている。

以下、ネタ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.9

2は1よりすでにキャラを知ってる分、入り込みやすく、情が湧いてるので最後はさらに感動。

ベビー・グルートが可愛いすぎる!悶絶です。
ロケットにはもはや恋心。ずっと観てたい。
今回の主役はヨンドゥでし
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ホームドラマ(1998年製作の映画)

3.7

ブルジョワ家族の嘘っぽい幸せを壊したいのかと思えるようなシニカルなブラックコメディ。ブニュエルよりハチャメチャでイッちゃてる。

同性愛、SM、近親相姦、家族の隠れた欲望が1匹のネズミを飼ったことによ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

山下敦弘監督、野木亜紀子脚本。原作は漫画のようだけど、ちゃんと映画版として山下カラーになってて面白かった〜!

歌を通じて、ヤクザと中学生の交流を描くコメディ。ほろっとしちゃう展開がたまらん。

組の
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.2

再鑑賞(2024.4.23)

フェーズ1から順に観ると、ワクワクが100倍増す!意味がわかって観るから1度目の鑑賞とは面白さが段違い。スコア3.8から上げました。

ラファロのハルクはやっぱり好きだ
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

友人から突然「絶交」を言い渡され、もし話しかけたら自分の指を1本ずつ切り落とす。とヘンテコで不条理な物語。マーティン・マクドナー監督、さすがに面白い。好みではないけど。

今作の時代設定がアイルランド
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猫とピットブル/キットブル(2019年製作の映画)

3.8

9分の短編アニメ。最後には思わずうれし涙が…

ひとりぼっちの痩せた黒猫と闘犬として飼われているピットブルが出会い、やがてかけがえのない関係になる。いたって普通の話なのにウルッとくる。

動物を知り尽
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ミーン・ストリート(1973年製作の映画)

4.0

スコセッシ監督初期の作品。監督いわく「これは映画ではない 自分の中から生まれた作品」だそう。ウダウダしててすごい面白いってわけでもないけど、若気の至りの勢いを感じてけっこう好き。

スコセッシが青春時
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.8

ウディ・アレンのブラックコメディ。

セレブだった夫が詐欺行為で捕まり、妻のジャスミン(ケイト・ブランシェット)は一文無しになって庶民的な妹のジンジャー(サリー・ホーキンス)の家に転がり込み、再起しよ
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ダイナー(1982年製作の映画)

3.7

過去鑑賞記録 スルーしてください


寂れた田舎にあるダイナーに惹かれます。アメリカの田舎の日常感と、ファミレスやカフェとは少し違うあの雰囲気が良い。

バリー・レヴィンソンの監督デビュー作で半自伝的
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ラスト・ショー(1971年製作の映画)

3.8

久しぶりの再鑑賞。記憶は薄れていたけど、プールで女子が下着を脱ぐシーンだけは鮮明に覚えていた。どんな記憶力。

1951年、テキサスの田舎町を舞台に高校生たちの1年間を描いた青春作品。

寂れた田舎町
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私がやりました(2023年製作の映画)

3.7

オゾン監督による軽快なクライムコメディ。

有名映画プロデューサーのセクハラをうまく活用し、フェミニズムが叫ばれる昨今を逆手に取るように、女性たちのしたたかな企みをコメディに仕立てています。

193
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ロルナの祈り(2008年製作の映画)

3.8

ダルデンヌ兄弟のラブ・ストーリーは、失ってから始まる悲しすぎる愛だった…

↓以下ネタバレ含みます





ベルギー国籍を取得するためにブローカーの手引きにより、麻薬中毒者のクローディと偽装結婚した
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扉をたたく人(2007年製作の映画)

3.9

不法移民問題を扱いながら、孤独な初老男性が希望を見い出していくヒューマンドラマ。地味だけど心温まる作品でした。

妻を亡くした62歳の大学教授ウォルターは堅物(かたぶつ)なまま長いこと生きてきた。淡々
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.0

このロケーションと雰囲気だけでも好きだなぁ思える作品だった。温かな空気を感じるのは、映画愛に包まれているからかな。

サム・メンデス監督はコロナ過で消えゆく映画館への不安や郷愁を描いているとのこと。美
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

世界で唯一、被爆国である日本人にとっては複雑な気持ちになる。広島と長崎の名前が出るたびに胸が締め付けられたが、日本で上映されてよかった。日本人がオッペンハイマーのことを詳しく知らなかったことに日本の問>>続きを読む

フランケンウィニー(1984年製作の映画)

3.8

ティム・バートンが長編デビューする前の短編作品。2012年版は本作のリメイクでこれは実写版。

フランケンシュタイン家の息子ヴィクターの愛犬スパーキーが交通事故で亡くなってしまい、科学の授業からヒント
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カンザス・シティ(1996年製作の映画)

4.0

アルトマン監督が故郷のカンザスシティを舞台にした、ジャズ愛にあふれたクライム作品。監督のノスタルジーに触れたようで、楽しくてレビューが長くなってしまった💦

ギャングと選挙と誘拐事件が絡むストーリーが
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