このレビューはネタバレを含みます
No Time To Dieに向けて。
ダニクレ映画、実はドラゴンタトゥーの女しか見たことなかったので。
15年前のダニクレ、めっちゃ若い。初々しさすらあるボンドでした。
007自体初めて見たのですが、「銃口の中からこちらを打つボンドを見る」という演出がかっこよすぎて…そこから入るOPのアニメーションもとても素敵でした。ここで既に大満足。
映画にOPがあるの、ロンドンゾンビ紀行ぐらいしか観たことなくて新鮮!
OP後、ジェームズ・ボンド=スマートなカリスマスパイという私の概念を覆すアクション連続しててお腹抱えて笑っちゃう。敵の軽い身のこなしに比べて、力技で壁とか突き破っちゃうガテン系ボンド最高です。
最初、飛行機を爆破して株価を暴落させて儲けるつもりが、ボンドに邪魔されちゃって急遽カジノでお金を取り返すぞ!って大筋のストーリーで合ってるかな…???
ポーカーのルールが曖昧だったので、ポーカーのドキドキ感が汲み取りきれなかったのは残念ですが、それでも長い戦いをダレずに見きれました。負けたり、毒盛られたりと追い込まれるボンドにはハラハラします。それでも勝ってくれるのはやっぱりカッコいい。
ウガンダのテロ組織の奴を殺した後、シャワーに打たれながら怯えるヴェスパーの指をボンドが舐めるシーンは女性必見。お陰でダニクレの女になりました。
序盤の武器売買の仲介人の奥さんとのラブシーンも凄く良い!
ダニクレボンド、とてもセクシーです。
マティスの裏切り、なんでボンドは気付けたのか。そこだけ全く分からなかった。
普通にヴェスパーとやりとりしてただけだよね?
ボンドのスパイとしての勘…?
そこからあれよあれよと怒涛のラストになるのですが、ちょっと大味気味。
ボンド、こんなに女に染まるタイプなの?ってちょっと悲しくなった。
それでも144分の長丁場を楽しく見られたので良かったです。
良い007シリーズのスタートを切れました。