ももいろりんご

アメリのももいろりんごのレビュー・感想・評価

アメリ(2001年製作の映画)
4.0
一世を風靡した理由がわかる、舞台はパリ!色彩が美しくオシャレでかわいい作品。
昨年、リマスター版の劇場上映を観に行っていた、時差投稿シリーズ!
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クールな元軍医の父と神経質な元教師の母、その2人の元に育ったアメリ。親からのスキンシップもなく、父親による健康検診時に緊張で心臓がバクバク。心臓病と診断されてしまう。以降、学校に通わせてもらえず、年の近い子どもたちと接触する機会もなく、事故で母親を亡くしてしまうと、孤独の中で想像力をめぐらせる、ややヘンテコな女の子に育つ。
22歳となったアメリは実家を出てモンマルトルのアパートに住み、カフェで働いていた。ある日、バスルームの壁に隠された古い宝箱を発見。探偵のマネをしながら持ち主を探しだし、届けに行くと、とっても喜ばれたことをキッカケに、誰かを少しだけ幸せにするお節介を始めることに。さらに駅で捨てられた証明写真を収集する青年ニノに出会う。この初めての感情とは?
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赤🟥と緑🟢、色彩が美しくって、うわー!なるほど。オシャレ✨😎でもちょっとアメリのイタズラっぽい目とかが怖い気もしていた…。
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日本公開は2001年11月。ファッション誌などが取り上げたことで前売券が売れた!にもかかわらず、当初の上映館は渋谷のミニシアター1館のみ。公開日は朝から人が押し寄せ、スペイン坂の上から井の頭通りまで並んだとか…ホームページにあるので本当なのだろう。熱狂ぶりがうかがえるエピソードだなぁ。
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世代的に伝説の映画なんだけんども…私個人はこのタイミングで第三子を出産していて、我が人生で記憶が欠落している期間に突入。『アメリ』現象なんて後から知ったんだよね〜💦アメリ にはなんの記憶も思い入れもない理由がわかった〜😅
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なんでも年齢のせいにしてはいけないけど、若い時に観ていたら、もっとフワフワ、ワクワクできたかもしれない。いや逆?今だから、あの遠回り遠回りのアプローチを、ニヤニヤしながら観ていられたのかもしれない。せっかちなので、若かった私はイライラして観たかもしれないな💦
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描かれるパリの街はステキだし、カフェや駅は勿論、アメリが水切りしに行く水辺は行ってみたいなぁ。登場人物もみんな魅力的。画家のおじいさん、パパ、カフェの人たち、もちろんニノ〜♪
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アメリのお節介はちょっとブラックなとこもありますけど、不思議と最後はえぇ!?(クスっと)笑えます。そしてそして、やっとやっと、アメリは自分のため、自分を幸せにしてあげることに勇気を振り絞ります!ヤキモキしながら応援📣
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独特のテンポで掴みどころのない魅力がある。クセ強女の子とクセ強登場人物が織りなす、今よりも少ししあわせになるためのお話。