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ヴァンパイア/最期の聖戦のblacknessfallのレビュー・感想・評価

ヴァンパイア/最期の聖戦(1998年製作の映画)
3.7
もう過去にしか興味無いんだよ、音楽は。サブスクでチェックしやすくなったから現行の最先端やらシーンの最重要的なのは聴くけどライヴはそんなの達より自分にインスピレーションを与えてくれた方々だけにする。終ったことになってるけどコロナのリスクは変わってないからな。昨日今日のヤツのためにリスクは取れない。
とりあえず終ったことになってるから来日ラッシュでよーやく行くに価するのが出てきた。
クロスオーバー・ハードコアのレジェンドであるaccusedが11月に来るぜ😆
日本が誇るデス・メタル・フェス、浅草デス・フェストにオーストラリアのスカム・デスの帝王pungent stenchが11月に降臨、2020年に流れたリベンジだぜ😆
大英帝国が誇るお耽美グラマラスロックsuedeがmanic street preachersと11月にやってるぜ😆
てか、何で全部11月なんだよ、、金と時間が取れるかわからねぇよ🥺どうしょう😐

そんな懐古厨なおれは本作『ヴァンパイア/最後の聖戦』やってるの知ったら観るに決まってる。もう何回目だがわからないけどな。
カーペンター監督の本作や『ゴースト・オブ・マーズ』、『光る眼』は午後ローの常連のイメージが強い。なのでほとんど吹替えで観てるから、今回、字幕だったんで少しフレッシュに感じた。

バチカン🇻🇦直属のヴァンパイアハンターが最強のヴァンパイアと戦うダークでゴシックなイメージを想起する内容だけど、ジョン・フォードを敬愛するカーペンターらしく、アメリカの荒野を舞台に乾いた空気と埃が舞う西武劇チックな映画に仕上げている。
ヴァンパイアハンター達も強面で革ジャンにジーンズというバイカー的なファッションで酒と女が大好きなひと癖ある荒くれ者ばかり。
ヴァンパイアを殺すのも昼間にヴァンパイアのアジトを襲撃する。奴ら🧛🧛‍♀️は日光浴びると死ぬのでボーガンで突き刺し、その矢の先に付いたワイヤーをジープのウィンチで巻き上げ外に引きずり出して焼き殺すというプリミティブな力技。かっこいいオカルト的な武器や魔術は一切出てこない。これの武骨さが個性的でめちゃくちゃかっこいい。
そしてハンター達の戦いの中で反目しながらも紡がれていく友情。活劇として申し分ない展開と演出は何回観ても気分が良くなる。

前から言ってるけど再鑑賞はストーリーを追わなくてもいいから些末なところに気づくことがある。
今回は最強のヴァンパイア🧛が手下達と『サンゲリア』のゾンビみたいに土中から順番に現れるシーン。これ非常にかっこいいんだけど、昼間なんだよね。コイツ🧛は昼間も活動できる完璧な力を得るために暴れていて(ジョジョのディオみたいだな笑)、この時点ではその力を手に入れてないのに日がある時に登場してるから、本来なら焼死しなければいけないんだよ。これはミスなのか?それとも全身土まみれだからUVカット効果で無事だったのかも。その後すぐに目的地に着くし。まあ、かっこいいからどっちでもいいんだけどな😏

しかし、カーペンター『ザ・ウォード 監禁病棟』以来映画撮ってないから、10年以上新作を発表してないと思う。新作観たいな。ザ・ウォードはらしくない上につまらないサイコ・サスペンスだったからこれがもし遺作になったら悲しいよ😖
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