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鬼の棲む館のtaroumanのレビュー・感想・評価

鬼の棲む館(1969年製作の映画)
3.0
シネマヴェーラ

役者陣の熱演ぶりには敬意を表するが、筋立てが新藤先生にしては表層的で深みが感じられないといっては言い過ぎか。
日経日曜版にもタイミングよく紹介されたとおり新珠さんの悪女ぶりは堂に入ったものだが、こちらもデフォルメしすぎの感ありで、同記事にも紹介されていた小早川家とか女の中にいる他人とかの方が微妙に怖かったりする。
デコちゃんが勝新に酒を進めるところとか新珠さんが佐藤慶を篭絡するところとか所詮男なんてものは女性には全く敵わないことを痛感する一本。
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