akihiko810

少年と自転車のakihiko810のレビュー・感想・評価

少年と自転車(2011年製作の映画)
3.5
gyaoで視聴。ベルギー・フランス映画
2011年にカンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞したドラマ映画

もうすぐ12歳になる少年シリル。彼の願いは、自分を児童相談所へ預けた父親を見つけ出し、再び一緒に暮らすこと。ある日、シリルは美容院を経営するサマンサと出会い、週末を彼女の家で過ごすようになる。自転車で街を駆けまわり、サマンサと共にようやく父親を探しあてたシリルだったが、「二度とここへ来るな」と言い放たれる。シリルが実の親に再び捨てられる姿を目の当たりにしたサマンサは、これまで以上にシリルと真摯に向き合い始める。サマンサとのふれあいのなかで、シリルの心も変化し始めるのだが…

ドキュメンタリータッチで、とても静かな作りになっているが、少年の怒りや困惑や悲しみが前面にあふれ出てくるような作品になっている。
監督はダルデンヌ兄弟というベテラン監督らしいが、日本でいえば是枝監督に作風は似てるのかも、と思った。
ただ是枝監督と比べて、ほとんどエンタメ性はないので、なんというか退屈に感じる面は若干あるかも。
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