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戦場のジャーナリストのNorwayのレビュー・感想・評価

戦場のジャーナリスト(2000年製作の映画)
4.1
2022年3月。
今のご時世、フッと この映画を思い出して、ちゃんと見直してみた。
こんな非人道的なことは、過去の悲しい歴史だと勝手に線引きをしていたけど、突発的に今この瞬間にも起こりうることを知った。

我々が見慣れた戦場の情報は、こういったジャーナリストの命がけの行動で伝わってくる。
分かってはいたことだけど、こうやって現実にも同じようなことが起きて、改めて再認識させられた。
ジャーナリストは、仕事で行ってるから、とか、彼らの自己責任とか、関係ない人は思うかもしれないけど、映画を観ているだけで、やっぱり彼らが死ぬと悲しい。彼らが撮った写真は、報われて欲しいし、価値があるものだと信じたい。

戦争が非リアリティーの日本だからこそ、観た方がいいように感じた。

映画としては、荒廃している戦場を忠実に再現しつつ、それが短いカットでどんどん移り変わっていくところに、撮影の大変さと本気度を感じた一本。
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