屋敷のどこかに秘密の財産が隠されているという話を知ったリュシーは、恋人や彼の友人と一緒に屋敷に忍び込むが、そこには純白のバレエ衣装に身を包んだ少女が住んでいたという、フランス発🇫🇷のゴシックホラー。

"血生臭いシーンすら芸術的に見える"
怪奇と幻想が交錯するゴシックホラーの良作‼︎

アーティスティックなホラー映画はあまり好きではないはずなのに、これはかなり楽しめた‼フレンチホラーは侮れない‼︎︎👏

世界中が震撼した傑作フレンチホラー「屋敷女」の監督コンビが製作したゴシックホラー。前作から大きな方向転換をした作品で、今回は万人受けな内容になっているように感じた。と言いつつも残虐描写はそれなりにあるので、そういうのが苦手な方にはオススメできないですね⚠️

最初はよくあるゴーストハウス系のホラー映画かなと思いましたが、若者たちが屋敷に入った時点で雰囲気がガラリと変わる作品でした。予備知識なしでみなさんに楽しんでもらいたいので、細かいことは書きませんが、バレエ衣装に身を包んだ少女が実は◯◯だったという内容の映画になっています🩰

上記の内容にファンタジー要素が含まれているため、雰囲気は幻想的でありながらダークな感じになっています。また、「屋敷女」に引き続き本作品でも残虐描写が多いですが、全体的に童話の様な詩的な世界観が表現されているため、残虐描写も芸術の1つとして捉えたくなるような美しさが詰まっていました🎨

このようにファンタジー要素が含まれている内容のため、説明のつかない部分が多く、人によってはモヤモヤする可能性はあるかも。ということで、じっくり鑑賞した後に色々な考察をしてみるという楽しさが好きな人には多分、合っていると思います。また、ゴシックホラーが好きな人にもオススメです👍

※切なくて残酷で美しい‼︎😢

• #ホラー
• #ホラーファンタジー
• #ゴシックホラー
• #スタイリッシュ
• #バレエ
• #呪縛
• #幻想的
• #スプラッター
• #禁断の扉
• #フレンチホラー
• #ダーク
• #童話
• #ポエム
• #映像美
• #ロマン

Livid=蒼白な‖;ﾟ;ё;ﾟ)✨ご覧下さいこの素敵なパケ写🩰【あらすぢ】🌳🏠巷で噂の『近づいてはいけない邸宅』には🗝👩🏻‍🦳寝たきりの老婆。主人公リュシー👩🏻はハロウィンの夜🎃👨‍👨‍👧彼氏・友人と３人で忍び込むが…ここまではベタww🦉✨ホラーですが『世界観を堪能する系』のゴシックホラー×ダークファンタジー🦋

『ジャンル映画』ほどB級感はなく『ファンタスティック系』より詩的。(中盤から)📚怖い絵本を読んでいるような。意味やメタファを深読みするとイミフな…雰囲気映画でつ🎶

• #ホラー
• #ファンタジー
• #オカルト
• #ゴシックホラー
• #吸血鬼
• #ハロウィン
• #フランス

ババアな『ドントブリーズ』！

『屋敷女』『レザーフェイス』で有名なジュリアンモーリー＆アレクサンドルバスティロによるダークなお伽話であり、吸血鬼映画の変種であり、泥棒に入ったとこの家主がヤベェやつだったっていう『ドントブリーズ』系返り討ち映画の変わり種。家主だけじゃなくて奥に置いてあるお宝もヤベェという…。

残虐性を爆発させた前作『屋敷女』から大きく方向転換をした、ゴシックでアートみを感じさせる静かな作風に、こんな映画も撮れるのか！と単純に驚いたし、この監督コンビの才能の振り幅には期待しかない。『レザーフェイス』から少し時間は経っているけれど、『Kandisha』『The Deep House』という二本のホラー映画が控えているようなので楽しみになった。

バス停という箱の中に収まる少女の構図とそこから歩き始める冒頭シーンが既に作品の本質を語っている。『サスペリア』からの影響を監督が公言し、実際にフライブルクバレエ学院を舞台としていることからも親からの抑圧の物語としての意味合いを滲ませているし、その一方で親からの悪魔的解放を描いた『サスペリア』とは異なり、神々しささえも感じさせるポジディブな表現へと趣向を変えているのはこのコンビの（良い意味でも悪い意味でも）優しさであり、真面目さなんだろうなと思った。

主人公リュシーは、母親（演じてるのはお馴染みベアリトリスダル）が8ヶ月前に首吊り自殺し、その傷も癒えないままに過ごしてる。それなのに新しい彼女を作ろうとしてる父親に嫌悪感を抱き、ここではないどこかへ逃げ出したいと考えているけれども金がない。ヘルパーの仕事先が金持ちだと知ったリュシーは、彼氏にその話をすると、「盗みに行こうぜ！」と提案され、嫌々ながらもついてくことになる。

もう一人アナという文字通り母親の呪縛に囚われている女の子が出てくるのだけど、浴槽という象徴的舞台で幻視する母親がネガティブな死の姿であることからわかるように主人公リュシーも同様に母親の死という呪縛に囚われている。つまり2人は同一人物の多面的性質を表情させたものだと読み取ることができ、リュシーが囚われのアナを解放へと導く過程は、母の死に囚われ前を向けなくなった自身を解放する精神的治療の過程の可視化。親に強制的に閉じられた目を開かせ、バラバラだった自身の心がひとつに重なることによって外へと踏み出せる。宝物を盗みにいくことを自身の一面を家という心的象徴から救い出すことへと転化させた手堅い脚本に拍手！

一般的にこの監督コンビに期待されるのは『屋敷女』の方向性だろうし、そちらの方が予算がつくのだろうけど、私は本作の方向性の続きがみたいなって思った。ハマーホラーとアルジェントが好きらしいから、そっちに突き進んでほしい！

• #ホラー映画と怖い映画
• #ホラープレデター部