SOR

マッチ工場の少女のSORのレビュー・感想・評価

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)
4.0
フィンランドの名匠アキ・カウリスマキ監督の労働三部作の第三作。

工場の機械の動きと機械音がひたすら静かに淡々と響くシーンから始まる。
ちょっとした生活の音とか動きをただ受け止める時間がなぜだかすごく心地好い。
なんでもないシーンを丁寧に描きながらもサクッと説明なく物語が展開するものだから絶妙だなぁ。本当に飽きない。
北欧の風景は寒々しく、インテリアは白基調でかわいい。

なかなかに残酷なストーリーをポップにテンポよく描いていた。
あぁ、ネズミ捕り…🐀

三部作のなかで1番好きです。
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