とんかつ

マッチ工場の少女のとんかつのレビュー・感想・評価

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)
4.3
労働者三部作の第3作目。
マッチ工場の様子を見学させてくれるシーンから始まるもんだから暖かい映画だと錯覚したけれどとんでもない。

さすがに主人公は少女ではなくない?って思って見てみたら、
彼女は大人の皮を被った純粋な心を持つ少女だって分かって、そこで題名を理解する。
その純粋さ故に、終盤では静かに怖い行動をする。

セリフは少なく、事実のみ描かれるだけで結構抽象的な映画だ。
この物語のイメージは、完全に見た人の気持ちと想像に委ねられている。これぞ映画だ!
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