芹沢べん

ゴジラVSデストロイアの芹沢べんのレビュー・感想・評価

ゴジラVSデストロイア(1995年製作の映画)
3.5
シリーズ22作目 平成VSシリーズの最終作となりました。

初代ゴジラを葬ったオキシジェンデストロイヤーを使った海底から生まれた怪獣デストロイヤが登場し街を破壊、
一方ゴジラは心臓部が爆発寸前、全身真っ赤にとなりメルトダウンを起こしそうで地球の危機、さあどうなるの、というお話。

初代ゴジラの要素を出してきたところは、発想として面白かったけど、芹沢博士のことを思うとなんとも複雑な気持ちです。
デストロイヤの造形は好み、最初は人間くらいのサイズで複数いてどんどん大きくなって、最終的に合体するというバケモノ感がとても良かったし、かなり恐ろしく感じました。

人間パートはこれまでのシリーズに比べるとかなりまじめテイストでしたが、やってることがそれぞれとっ散らかっている印象を受けて、何やってんだって感じでしたね。
ビオランテに出てきた人が再登場したのは良かった、メカゴジラ→モゲラときて次に登場するのはスーパーX3 とは、原点回帰って感じで嬉しさもあった。

まあ、でも結局スーパーX3などの冷却弾打ちまくりでゴジラのメルトダウンをなんとかできたんなら、ジュニアを誘導してデストロイヤとゴジラ戦わせる必要あったかなってなっちゃったな。デストロイヤなんだったんだ…。

でもラストの冷却弾撃ち込まれているゴジラのあたりを見るとなんだか少しウルっときましたね、エンドロールは初代から平成シリーズのゴジラの有志をゴジラのテーマとともに…。 なんだかんだ文句もいいつつ、こういうの見せられると、感動してしまいますね。
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