くま

うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバーのくまのレビュー・感想・評価

4.0
うる星やつら劇場版第四作目。
公開は1986年2月22日。1ヶ月後の1986年3月19日にはアニメシリーズの最終回を控えています。

美しい作画、詩的な台詞、難解な脚本。
製作陣が伝えたかったのはただ1つ。
”ラムよ、永遠に”

「うる星やつら」のヒロイン・ラム。自我を持った友引町はあたるにとって、そして友引町にとって押しかけ女房である彼女を幽閉する。
作品のヒロインがしのぶであった頃の、元の「うる星やつら」へと戻ってゆく。
住民の各々が”かつての”いつも通りに戻っていく中、友引高校の生徒たちは微かに残ったラムという存在の記憶に思いを馳せる。
町の住民全員が彼女を必要とした時、友引町は彼女を解放した。”ラムが来てから”のいつも通りが再び始まる。微々たる変化を混じえながら。

あたるがラムに梅干しをあーんってするシーンが好き!!
とうとう構い始めたかと思えば、ただのイタズラ。でもそこに見える二人の絆。一見何気無いシークエンスでも、この二人だからこそ映える大切な一コマ。

2023's 60th

〜スコアの目安〜
★ - :鑑賞途中
★3.0:面白くない
★3.7:まあまあ面白い
★4.0:面白い
★4.3:めちゃ面白い
★5.0:好き
くま

くま