hana

大理石の男のhanaのレビュー・感想・評価

大理石の男(1977年製作の映画)
3.9
渋ツタに行ったらそう言えば前に友達が言ってたVHSレンタルのコーナーを発見する。

なんか借りたいけど、何借りようか棚を眺めるエネルギーがこのときなくて、パッと視界に入ったアンジェイ・ワイダ。
「灰とダイヤモンド」観たい!と思ったけどこれはVHS持ってる気がするので「大理石の男」を手に取る。
社会的ジャーナリズムなのでけっこうちゃんと集中して見なきゃいけないやつだしやや躊躇う。
主人公の女の人のデニムオンデニムがお洒落で真似していたのを思い出す笑
美人で若くて情熱的でカッコいい。
あの子が見たくてとりあえず借りる。
(若い頃って映画の影響受けてたな笑)

久々のVHSは画質悪くて暗いシーンだと顔半分くらい陰で全然よく見えないのがまじ超ストレス笑 映写室のシーンなんてほぼ真っ暗。
よくこんなん観てたなと思う🥹
字幕の書体も懐かしい。

主人公の女の子の若いワイルドエネルギーと佇まいが好き。
今見てもカッコいいな〜。

時代の変遷。
50年代のポーランドなんてミレニアル世代の私には100%共感できないしただただ辛いしかないけど、当時の映像交えつつ、彼女のインタビューで当時の雰囲気やビルクートの像がクリアになっていくのが面白い。
「50年代の話?そんなの面白くないし誰も興味ないっしょ、新しい時代ナウなのに」というテンションの人に否定されるのも理解できるような。苦いとこ突かれてもね、気持ち切り替えたい人もある程度居ただろう。そんな中マイウェイ突き進む彼女はカッコいい。
時代やエリアによって政治的価値観や生き方がこんなにも違ってしまうけど、社会に順応して生きるということ。順応せざるを得ない圧力をかけられ利用され、不都合な者は排除される。
こういう時代に生きていたら、自分はどういう立ち振る舞いをするのだろう、と時々考えたりしたもんだ。なんてこれを観た当時の自分のテンションもついでに思い出した。

こういう映画には思慮深い感想を簡潔に書きたいところだけど、眠くて途中2回くらい白目剥いて集中力もたず、内容をばっちりキャッチできていないので薄っぺらい文章しか書けない自分が残念。
けどリベンジする気にはなれない😇

やっぱり「灰とダイヤモンド」観たい。
hana

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