hana

5時から7時までのクレオのhanaのレビュー・感想・評価

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)
4.0
再鑑賞のつもりでみたけど初見だったパターン。このパターンもあるのか。思い込みってこわい。益々自分が心配になる😌

アニエス・ヴァルダの土地・時代・カルチャー・人物を映し出すフォトグラファーらしい映像につい気を取られてしまい、ところどころで内容追うの忘れる🙃
パリの街並みとエキストラじゃない生活してる人々がナチュラルに映ってる昔ならでは感良いな〜さすがだな〜。


女性ドライバーのタクシー車種がイケすぎてる🔥
あとクレオのサングラスがお洒落。あれ似合っちゃうとかすごい。素敵すぎ〜🌷
カメオ出演のゴダールとアンナ・カリーナにサプライズでテンションアガる💐

癌かもしれない検査結果を待つ時間なんてメンタル激弱の私にとっては超最悪泣いちゃうかも😭

じっとしていても落ち着かないし、5〜7時の間でいろんな人を見て会って話してで世の中にはいろんな人、人生がありあれこれ考えちゃうけど、そんなこんなでも寄り添ってくれる人が居れば気分は紛れるしやっぱり人に救われる。なんてない会話の連続なんだけどクレオの心の機微が伝わる良い役者さんだな〜。
結果聞きに病院に行ったら医者に会えなくてまじか、てなるけどすでに気持ち切り替わりつつあるクレオ、その後なんやかや会えた医者の言葉を聞いて(帰り際バッタリ会ったついで感と少々ぶっきらぼうな言い方が良い)、現実を受け入れて吹っ切れたクレオの顔、二人顔を見合わせたカットの終わり方が良くて、クレオの弱さ強さになんだか私も便乗で心励まされました☺️

いろんな考えがぐるぐるして感情や気分はコントロールできないからしんどい時あるけど、ふいに気分の落ち込みがなくなる瞬間もあったりして、なんて浮き沈みはあるし不安定なのがノーマルなんだけど的な落ち着きのない心境に共感しつつこれが面白いのかどうかわからないけど、とにもかくにも終わり方が良い映画は良い◎
映像が良くて最後が良いと見終わった後の満足感が凄い。好きな映画でした◎

将来いい感じの白髪になったら晩年のアニエス・ヴァルダの髪型にしてみたい(けど絶対似合わない)
hana

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