小津安二郎監督の代表作。
日本のホームドラマの源流をこの映画によって辿ることが出来る。
戦後8年目の日本が舞台というだけで実に興味深い。
この時代の邦画あるあるなんだけど、耳栓したかのような音響だけは正直きつい。それでも黒澤映画よりは聞き取りやすいのだが…
この時代の人たちは仕草や会話に品があるなって思う。
我々、現代の日本人も見習うべき。
この頃からお子様ランチとかあったんだね。
皇居とか登場するんだけど、俺も去年行ったばかりだからニヤニヤしてしまった。流石に皇居らへんはあまり変わってないんだろうな。
これ和やかな雰囲気の映画に思えるけど、割と悲しいストーリーだよね。
親孝行、したいときに親はなしとか言うけれど。
小津監督は映像がとにかく丁寧。
お手本のような映画作り。
映画学校で教科書に載るような名作古典だ。