とり

ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カットのとりのレビュー・感想・評価

5.0
男臭さ炸裂!のウェスタンアクション映画の大傑作。
レンタルでディレクターズカット版を観た。
何度観てもラストの大銃撃戦は美しいです。
流れるような殺戮シーン。
スローモーションのセンスあふれる正しい使い方ってこういうのを言うんだとうならされます。
そもそも時折スローモーションのカットをはさむ手法はこの映画が最初ってことですね。
オープニングからもうビシビシと普通じゃない空気が漂ってます。
女子供でも容赦しない演出、男同士の見えない絆、汚いアウトロー世界の現実など、全てが生々しくて鮮やか。
アウトローにはアウトローの生き方やルールがある。
そういう精神が徹底して貫かれていて、めちゃくちゃ憧れます。
この映画のホールデンとボーグナインの2人が凄く好き。
ホールデンの「Why Not」っていうセリフのカッコ良さにしびれ、ボーグナインのニヤニヤ笑いにちょっと哀愁を感じる。
最後の4人並んで歩くシーンも最高。
あれ美女4人だったらどうやってもあんな空気は出せないよ。
真っ直ぐな生き方しかできない不器用さって、女性にはないと思う。
この映画もDVDコレクションとして持っておきたい一本。
とり

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