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少女ムシェットのTSのレビュー・感想・評価

少女ムシェット(1967年製作の映画)
2.8
短文感想 66点
紛れもなくブレッソンだった笑 淡々としていて台詞の少ない白黒映画。人間の表情や手先に焦点をあてるこの監督は、今作では不幸な少女に焦点をあてました。父親はアル中、母親も病気で衰弱し、学校ではいじめられる始末。挙げ句の果てには密猟者に拉致されてしまうという事態になり、何一つ希望が見えてこない作品。『ダンサーインザダーク』にも影響を与えたと言われる今作は、ハッピーエンドなんて知るかよ、と言わんばかりのただただ不幸な描写を映しています。まあでもたしかにこういう描写こそが現実的なのかもしれません。映画って起承転結がありますし、例外もありますがハッピーエンドで終わることがお約束事ですし、、
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