フランスの田舎町の市長が文化施設建設のために奔走するがあらゆる偶然により難航するコメディ。
パスカル・グレゴリーが演じるジュリアンが国の選挙に落ちたことから始まり、数々の偶然によりいくつもの分岐点を経て心を入れ換えていく。
ほんとどこで何が起こるかわからない。些細な出来事とその時の何気ない選択が後に大きな影響を及ぼす。
バタフライエフェクトだなあ。
悪いほうに転がると思えば、それが良いことを引き起こしたり、逆もまた然り。
政治や社会に対する風刺も込めているとは思うが、彼の選択がどういう結末に結び付くのかずっと気になるし、そこはああしたほうが良いのに…と思いつつ、もしもその選択をしていたら、又はもしも周囲が違う行動を取っていたらと思うと、人生も仕事もわからんもんだなと改めて考えた。
悪い選択ばかりしてしまう人もいるけど、それも含めて人生よな。
ほとんどが会話劇、最後までテンポ良い。