ヤマニシ

ラルジャンのヤマニシのネタバレレビュー・内容・結末

ラルジャン(1983年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 登場人物全員の感情の起伏が少なくて、ちょっととっつきづらい。終盤の方で見知らぬ一家に居候することになった経緯もよくわからなくてついていけなかった。お金に振り回された人生でお金で破滅した一方で、そもそも主人公は何も悪いことしてなかったのに、原因となった少年は金で諸々解決してお咎めなしなのは胸糞悪い。まあそういう映画なんでしょうけども。主人公は社会的な地位の低い労働者、少年は金持ちの子供で金の多寡で処遇の変わる世の中の不条理を描いているのだろうが、全体的に淡々としすぎで登場人物もどこまで話を重く受け止めているのかわかりづらいと思った。
 本筋には関係ないけど、誰も財布使ってないのが気になった。札束を全部ポケットに入れておくことある?あと刑務所も戸締りが雑なのも気になった。
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