ジャド・アパトー監督作。
『40歳の童貞男』(2005)のジャド・アパトーが製作・監督・脚本の一人三役をこなしたコメディ映画で、主演のセス・ローゲンが予期せぬ妊娠騒動に揺れる男を好演します。
金なし職なしの自堕落な太っちょ男：ベンは、バーでテレビ局のキャスターとしてバリバリ働くキャリアウーマンのヒロイン：アリソンと出会い、酔った勢いでそのまま一夜を共にするが、それから数か月後、アリソンから妊娠したとの報告を聞かされて…という妊娠コメディで、たった一夜の行為によって好きでもない変な男に妊娠させられた美人ヒロインとどうしようもないオタク男の凸凹な恋のゆくえを描いています。
出会い→恋愛→結婚→妊娠という一般的な流れと異なり、いきなり“妊娠”から始まる男女の恋模様をコミカルに描いたコメディ映画で、子どもを産むと決心したため出産までの間に急ピッチで愛を育む必要に迫られたほぼ他人同士の男女の恋騒動を主人公の個性的なオタク仲間やヒロインの姉夫婦との関わり＆騒動と共に描き出しています。
共通点がまるでない野暮男＆イケイケ女子の逆算的な恋のゆくえを描いて、愛する人と家庭を築くことの素晴らしさをコミカルに謳い上げた風変わりな恋愛コメディで、主演のセス・ローゲン＆相手役キャサリン・ハイグルがお互いを好きになろうと努める男女を好演していますし、ポール・ラッド、レスリー・マン、ジョナ・ヒル、ジェイソン・シーゲル、ハロルド・ライミス、スティーヴ・カレル、ジェームズ・フランコ、エヴァ・メンデスら濃いメンツが脇を固めています。
