トライン

ヴァイラスのトラインのレビュー・感想・評価

ヴァイラス(1998年製作の映画)
2.8
台風で運搬船がだめになり、報酬が亡くなったことで絶望していた際に、漂流している船を発見したことで報奨金目当てに乗り込む主人公たち船員。しかし故意に電源を落とされた様子の船を復旧させたことで謎の存在に襲われることに!襲われた仲間の船員はサイボーグに改造されて仲間を襲うようになったのだ!!という話。


題名からこの話の本旨がバレないように、わざと読みを変えてきているのには少しこ気味の良さを感じた。まぁそれがすんなりきこえたとて、こんな某漫画みたいな肝の話に関わる単語だとは思わないとは思うが。



結構俳優陣とか堅く、演技も悪くないのだけれど、残念ながら特殊効果については時代も在るにせよ弱いところが多い。敵の大ボスに至っては全景すら見えず、足元なんてどうやって動いているのかすらずっと不明のままといえば何となく分かるだろう。



あとは、そもそも謎の存在にアメリカ人は対人兵器で立ち向かい過ぎなんですよね。宇宙人でも何でも銃でどうにかしようとするでしょ?この映画に限らず。勝ち目が在るから戦うわけで、銃が効くとか何とか考えが全く無いので出会い頭にとにかく撃つ撃つ。見どころといえば見どころなのだけど、やっぱり有効打になるところは殆ど無いので、それが帰って中だるみに感じてしまうのがもったいない。



話も展開も悪くないのだけどもうちょっとマッシュアップしてたら、結構良いモンスターパニック映画になったんじゃないかなっていう思いはある。とは言え、続編ができているのに一向に評判を聞かないのは、マッシュアップしたとて良いようにはならなかったということなのかも知れないが。
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