しあつん

霧笛のしあつんのレビュー・感想・評価

霧笛(1934年製作の映画)
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・村田実監督によるサイレント作品。小津安二郎監督作品の後に観たからか、観づらさを感じることとなってしまった。

・明治初期における横浜の居留地という、特殊な舞台設定があってはじめて人間関係が動き出すにも関わらず、字幕の状況説明が長くて読みきれず物語に置いてけぼりになってしまう。(私自身の知識の無さにもよるが)

・クーパーの愛人お花の煙草を嗜む姿や、後半の銃撃戦は見応えがあったものの、全体としてはぼんやりした印象となった。大佛次郎の同名原作未読のため、そちらも読んだら感想が変わるだろうか。
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