ひかり

腑抜けども、悲しみの愛を見せろのひかりのレビュー・感想・評価

4.0
すごくすごく共感できる脚本。
誰よりも冷酷なのに、誰よりも離れられない家族への執着。
人はみんな誰にも負けない強い欲望を持っていて、それはどんな美しい言葉や気持ちで誤魔化したってエゴイズムがギラギラしているって事。
でもそのエゴイズムは、澄伽が清深の表現欲の源泉であるように、お兄さんが澄伽の存在意義であるように、人間が強い人たち、エゴイズムが強い人たちほど他人にも依存している。
やはり反対のベクトルがその先にある要素も際立たせているんだな。
ひかり

ひかり