ひかりさんの映画レビュー・感想・評価

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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.8

君の場所は君の場所でしかない。

脚本の力って、本当に計り知れないなぁ。
ものを書く人って、本当にすごい。
もちろん、そこに乗れるスキルが俳優には必須だけれど。

ランブリング・ローズ(1991年製作の映画)

4.5

ひさーしぶりに、まっさらなところから出会えた映画!!
すごーく良かった!
こんな映画鑑賞タイムって素敵な時間だな。

人からのおすすめでも、賞でも、俳優でも、監督でもなく、なんとなく良さそうだなーって
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死神ターニャ(2013年製作の映画)

3.2

プッシュ、舞台が見える演技。

ナチュラル、その人の生活の香りが漂う演技。

太陽の帝国(1987年製作の映画)

4.3

どんな状況下でも、周りに呑まれない演技。
人は自然の状況下ではどんな時でも自分である事に自信を持って、まっすぐ生きている。

せかいのおわり(2004年製作の映画)

5.0

役にとってはただの人生の1ページ。
そんなとてつもなく素敵なまったりした時間で紡がれた映画。

サイコ(1960年製作の映画)

4.6

自分自身の経験、無意識の分厚さ、塩田監督の言葉に納得....!
ジャネットリーもアンソニーパーキンスも素晴らしい。

顔のない眼(1959年製作の映画)

4.4

マスクをつけたエディット・スコブの、全身を研ぎ澄ませたような演技がすごい。
歩き方から指先まで、全てが洗練されていて、心情も伝わってくる。
全編ほぼマスクのあの役を、あそこまで魅せられる女優ってあんま
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オードリー・ヘプバーンの若妻物語(1951年製作の映画)

3.2

オードリーの、こんな初期の作品は初めて見た、、、、!
まだスターの輝きが磨き途中って感じだった。
オードリーにもこうゆう時代があったのかぁ...!

ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い(2009年製作の映画)

4.4

自分の欲に対して、丸裸に、偽らず、忠実に生きているドンジョバンニ、ダ・ポンテがとても魅力的だ。
他人にしばられず、自由奔放に生きる姿は悪人であれ、最終的にバッドエンドだったとしても、魅力的で胸を打つ!
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モガンボ(1953年製作の映画)

4.4

エヴァーガードナーが美しすぎる!

マリリンモンローの人間人間したチャーミングな女性らしさと、
オードリーの輝くような優雅さを両方持ち合わせている!!

そして、相手に集中してお芝居している目がさらに
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ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

4.6

自然をごちゃごちゃ考えるのも大切だけど、シンプルになりきるってこんなに面白いんだなぁ。

ナチュラルと面白いお芝居は必ずしも絶対な組み合わせじゃないんだな。

何をするにしても、純粋な心で振り切ってや
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百万長者と結婚する方法(1953年製作の映画)

4.5

コンプレックスが、こんなにも女性をチャーミングにするのかと思うと、私もちょっと嬉しくなる。
近眼メガネに対するコンプレックスは明らかにマリリンの役をチャーミングに演出してる。

お金持ちと結婚したいと
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FLIRT/フラート(1995年製作の映画)

3.4

タッパーの蓋みたい
言語を超えて身体と声と心がしんみいったいになるのって大変なんだな。
その国の人には、その国の居心地の良い芝居の仕方があるのかもしれない、

フェイシズ(1968年製作の映画)

3.7

2人が愛を語り合っているかと思ったらケンカを始める。
笑いあって冗談を言っていたと思ったら取っ組み合いのケンカを始める。

人々の感情が本当に自由に描写されている。
人の欲求自体はそんなに簡単には変わ
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若草物語(1994年製作の映画)

4.6

その役者さんの「素」と、その役柄との間の差異が「遊び」の空間になって、役の輝きに繋がるのかもしれない。
だから、役者がそのままその人のままで「素」の芝居をしすぎると、ヘンな圧迫感に繋がってしまうのかも
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浜辺の女(2006年製作の映画)

4.5

家族や恋人との関係は、深いけどネガティブな気持ちも大きい。
からっと爽やかで楽しくて嬉しい気持ちは、意外とライトな道行きの他人との間に生まれやすいのかもなぁ。
ドリーと戯れてるときや、最後に砂浜にハマ
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ある子供(2005年製作の映画)

3.4

人のありさまは、言葉と行動が4:6くらいで構成されて人間関係も作られていくんだってよく分かる。

そして、心の芯から反応し合えるのは言葉より体を通した行動なんだって事が、最後におでこを擦り合わせて泣く
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.9

全然違う場面で、全然違う事をしている複数の人々のパワーが、この作品の中では同じ方向を向いて一つの大きなパワーになっているのが凄い。
つまり、みんな前に進んでいるんだ。
人間の根源的なパワー、具体的なも
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

3.7

病気の doingでも、doingが目的になるとだめなんだな....。

でもdoingが相手の反応をさらに引き出して、自分自身もまたさらにそれに反応できる柔軟性があれば、何もしない時よりもずっと豊か
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ロゼッタ(1999年製作の映画)

3.3

ずーっと、ひたすらひたすら仕事が欲しかった少女が、いろいろ親切にしてくれた少年を裏切ってまで仕事を手に入れたのに、最後の最後であっけない電話一本で仕事をやめてしまう。
その脈絡の飛躍加減が妙に現実的で
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少年と自転車(2011年製作の映画)

3.9

オープンエンディングなのに、後味が不思議なさっぱり感。
オチがなくても、どうしようもできない現実を切り取った内容だったとしても、効果的な音楽と編集で、一つの見心地の良いまとまった作品にできるんだな。

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

Doingというより、その人物の特定のものへの「こだわり」「執着」がいかにその人物の性格を形作り、その人生を形作るかがよく分かった。

彼の場合は、妹のジーナ、女家族、子供。

彼がジーナを失ってから
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Noise ノイズ(2018年製作の映画)

5.0

全てが本物だった。
物凄い映画だ。
日本でももっとこういう映画が増えてほしい。

電話のシーンの会話までが、今まで見た事ない生々しさで衝撃だった。

本当にすごい。
全ての登場人物が完全に役者さんと役
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運命の女(2002年製作の映画)

4.4

インナーモノローグも、結果的に頭の中のセリフだけど、相手がいて、伝えたいからそこにある。
やる前にはもちろんいろいろな事を考え抜くけど、本物の感覚を勝ち取るためには全て捨てて、相手にピッと集中する事が
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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年製作の映画)

4.0

すごくすごく共感できる脚本。
誰よりも冷酷なのに、誰よりも離れられない家族への執着。
人はみんな誰にも負けない強い欲望を持っていて、それはどんな美しい言葉や気持ちで誤魔化したってエゴイズムがギラギラし
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

4.6

アデルエネルって、ほんと素敵な毒を持った女優だなぁ。

不安定は登場人物たちにふわっとついていくようなカメラで描くセリーヌシアマの作風好きだなぁ。
狙ってるようなわざとらしい雰囲気はないのに、エキセン
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八重子のハミング(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

怒りには限界があるけど、優しさには限界がない。
その人を気遣う小さな行為がみんな際限ない優しさになる。

素敵な言葉だなぁ。

極道の妻たち NEO(2013年製作の映画)

-

なんだろう....。アウトレイジとは違った感じだ....。

TANNKA 短歌(2006年製作の映画)

-

役者は、やっぱり男も女も絞られた体が基本なのかもしれない.....!!
美しい身体美。

ディアボロス 悪魔の扉(1997年製作の映画)

4.5

シャーリーヌセロンが、会ったことがないのに香りが漂ってくるようなお芝居。小さな頃のふとんみたいな。役を完全にパーソナル化して、Safe World の中で恐れずに完全に自由にお芝居出来ている!

アル
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在りし日の歌(2019年製作の映画)

4.8

こうして生々しい題材の外国語映画を見ると、いかに人々が生き様や気持ちや、空気感を、言葉以外のところで表しているのかが分かる。
最近軽やかなタッチの海外ドラマを吹き替えでずっと見ていたから、余計にそのセ
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ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

4.7

最近のアニメ版を見てからの、こちらを初鑑賞。
今は草食系男子しかいないとか、SNSが必要不可欠なコミュニケーション手段になってしまったとか、もはや出会い系に頼らないとダメとか、いろいろネガティブに今の
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ぼくらの7日間戦争(2019年製作の映画)

4.8

やっぱり声優さんだけの方と、女優さんのアフレコってちょっと違って聞こえるなぁ。どちらが良い!と言うわけじゃないけど、やっぱりちゃんと違ってるのが面白い。

トワイライトゾーン/超次元の体験(1983年製作の映画)

5.0

こういうタッチは星新一のショートショートくらいでしか楽しめないタイプかと思ってた!!

この雰囲気をこんなに映画で楽しめるとは!!!!
めっちゃ好き!!!!!