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プルメリアの伝説 天国のキッスのssr701のレビュー・感想・評価

2.4
UーNEXTに加入しました
たくさん作品があってすごいなあ…
フィルマークス様のおかげで
すばらしいサービスに出会えたなあ…
幸せな気分でいっぱいです
さっそく聖子ちゃんの映画を
見つけたのでウキウキで見てみます

(ネタバレありです)

料理が苦手で目玉焼きしかできず
しかもそれすら失敗するだと…?
それでもいい!毎食目玉焼きでもOKです!
そう言いたくなるくらい
聖子ちゃんがキラッキラにまぶしいです
たぶん聖子ちゃんが可愛いだけの映画なんだろうな~
という予感が最初っからビンビンに感じられます
無意味に顔のドアップも多いんですよね
序盤はハワイで始まるのに
合間にコントみたいなのも挟むので
急に貧乏臭くも感じます


話はというと山下真司と中井貴一が
聖子ちゃんを巡っての恋のバトルといった感じです
山下真司が出てると大映テレビっぽく感じますが
本作は東宝の映画ですね

一度日本に帰ってくる展開なのですがそのとき駅の売店のスポーツ新聞に
「江川」の見出しが…!
「セーラー服色情飼育」の時は
何とかその試合を割り出せましたが
今回はさすがに無理で残念でした
(そんなことばっかり頑張らなくていいぞ)

その駅を出ると後ろからつけてくる怪しい男が!
聖子ちゃんの演技は何とも微妙なものなのですが
追いかけられてナイフで襲われるこのシーンは
なかなかの迫真の演技でした
女性が痛い目に遭うシーンはつらいはずなのですが
ナイフを突きつけられ苦悶の表情を浮かべる
聖子ちゃんの表情は不謹慎ながら非常に艶めかしいです
わずか数秒しか映らないのですが
何かに目覚めてしまいそうになるので
顔をパシパシ叩いて一休みです


しかし「天国のキッス」の曲がかかるとテンションも上がりますね!
イントロが流れて
聖子ちゃんがゆっくり歩き出すので
そのまま歌い始めるのかと思いました
「プルメリアの花」も同じく細野晴臣作曲なんですね
ハワイアンでもありテクノ歌謡でもありいい楽曲ですな~

何とか落ち着いてきたのに
今度はストーカー被害に遭ってしまう聖子ちゃん…
やっぱり泣き顔にグッと来てしまうものがあります
おかしいな…自分はノーマルな人間のはずなのに…?

そしていつの間にか愛称で呼ばれるほど親しくなって
聖子ちゃんもメロメロに…
チュッチュまでしてしまうのですが
聖子ちゃんのほうからグイグイというか
もうモグモグしに行ってるところが
この映画の最大の注目点であり大収穫点だったと思います
聖子ちゃんはドスケベ…っとメモメモ…
感動をありがとうございました


~糸冬~


いかんいかんまだ続きがありました
このあと聖子ちゃんがまた悲しい思いをするのですが
これがまた色っぽい感じです
序盤のはじける笑顔も当然良かったのですが
聖子ちゃんって意外と泣き顔が似合うのかも…
ボクが守ってあげたくなる必要性をビシビシ感じます

見てるうちに聖子ちゃんの棒演技にも
慣れてきたと思ってたのですが
終盤に応援に現れたあたりから
セリフ回しが
さらにわざとらしくてなって
ちょっと笑ってしまいます

しかし婚約を解消してすぐに
新しい恋人を親に紹介するあたり
恋多き乙女の聖子ちゃんですな~
そしてまたモグモグタイムです!
聖子ちゃんだけがモグモグしているということに
改めて気が付きました
中井貴一も実はドン引きしてたのではないでしょうか
聖子ちゃんはド淫乱…っとメモメモ…
感動と興奮をありがとうございました

~糸冬~

まだ終わらないんですか!
もうはっぴいえんどでいいじゃないですか!
さらに3度目のモグモグタイムが
すぐに始まります
シルエットだけなのですが
やはり聖子ちゃんだけがモグモグしていることがわかります
もうカーリングを見ても聖子ちゃんのモグモグしてる姿しか
頭に浮かばなくなってしまいますね

さあ映画やドラマでおなじみ
クライマックスで全力疾走シーンが来ました
自転車がパンクして仕方なく走ることになります
これは先日見た映画でもそうでしたね…
どうして自転車が壊れたり
タクシーが渋滞にはまったりして
走らせる展開に持っていかせるのでしょう?

そして
この最終盤にトンデモ展開が待ってます
もう素直に終わって
モグモグすればいいのに…

聖子ちゃんを巡っての男たちの戦いが始まります
「俺とあいつとの戦いだ!邪魔するな!」なんて
言うんですけど
山下真司がモーターボートで
ウインドサーフィンをしている中井貴一を襲うという
一方的な暴力というか殺人行為です
近年問題となっている
危険な煽り運転のさらなる凶悪版です
そこへ小野みゆきがデビルマンに変身して
助けに…来てくれません!

なので浮き輪を投げて中井貴一を引っ張る聖子ちゃん!
急な風が吹いて
聖子ちゃんの頭部に
帆を張るロープ?が
当たって転倒してしまいます
ここでマグマが噴火する映像が挟まれます
それは何故なのか!?
映画史に残る最大の謎と言われています(言われていません)
脳内出血を表現したのでしょうけど
それにしても唐突で笑っちゃいます

病院の待合室で
殺人行為を行った山下真司が
「ボクの不注意です」とか
わけのわからんことを言って
聖子ちゃんの家族に謝ります
お父さんも責めずに「これも運命」とか言って
あっさりあきらめます
お父さん役はのちにスピード違反(時速124キロ)で
捕まることとなる宝田明なので
危険な運転には少し寛容なのかもしれません
中井貴一だけは憤って詰め寄りそうになりましたが
聖子ちゃんの意識が戻ったので病室へと向かうことになります
ここはなんともモヤモヤするところでした

聖子ちゃんは意識朦朧です
倒れただけでしたが
打ちどころが悪くて危険な状態のようです
やや大袈裟に包帯ぐるぐる巻き状態です

大事なレース出場もあきらめて
看病したい中井貴一でしたが
聖子ちゃんの願いを聞き入れ
出場することにします
そこへ山下真司が泣きながら
「俺がレース会場までクルマで送っていく」と申し出ます
さっき殺されそうになった相手に
送ってもらうとか中井貴一は怖くなかったのでしょうか?
殴り倒してOKの場面だったと思うのですが…

で最後は「えぇぇ…」と思わず声が出る終わり方で
おしまいです
一回持ち直すフェイク入れますが
がっくりと亡くなってしまう聖子ちゃんなのでした…

やっぱり山下真司が出てるから
大映テレビの要素が
自然と流入してしまったのでしょうか?
急に悲劇が放り込まれて
モグモグできなくなるくらい
口がポカーン開いてしまう作品なのでした
冒頭のテロップの書体も
いい味わいでしたが
異様にデカい文字のエンディングも必見ですよ!





プルメリアの花言葉は
「気品」「陽だまり」「恵まれた人」「情熱」「内気な乙女」
うーん…
花言葉って何でいくつもあるの?
しかも情熱と内気って逆のような?
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