クリムゾンキング

歴史は夜作られるのクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

歴史は夜作られる(1937年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

アメリカに渡っちゃった女性を追いかけて向こうでレストラン乗っ取って彼女がきてくれるまで評判の店にしてやる!って途中から映画変わってない?というか、なんと「手間のかかることを、、、」と思ってしまうんだけど、腹話術で会話するシーンや、再開した際にそれを返した演出や、「てっきり逮捕されたと思ったら元気に給仕長やってて一安心!」という意味で笑ってたのを自分が卑下されたものと勘違いして拗ねちゃったりするくだりなどはなかなか面白かった。

終盤はまさにタイタニック、救命ボートに乗る乗らないのやり取りは王道とはいえやはり感じるところがある。

しかし絶体絶命かと思いきや、みんな無事に助かってめでたしめでたし、旦那も自分に罪を認めて拳銃自殺。これはめでたいかどうかは別問題だけど、最後はさわやかな気持ちで終われるのでいい。

それにしても、「この業界にいてシザーのことしらない?世界一のシェフだ!」って言ってたのがただの口八丁かと思ったらちゃんと有名人で、ああ本当にそうなんだこの人笑笑と思ってしまった。

まあ腕がなければビクターは乗っ取れなかったわけだけど、、、。