NEIKUN

赤ひげのNEIKUNのレビュー・感想・評価

赤ひげ(1965年製作の映画)
4.9
私にとって初めての黒澤明監督作品。
黒澤明監督にとっては最後の白黒映画作品。

もし、この映画を世界で一番最初に私が観たとしても、
「この映画は素晴らしい。。」
とおもっただろう。

この映画をリアルタイムで鑑賞した人々は、
どれだけ感動したのだろう。

北野武監督は著書『全思考』で黒澤明監督に関して次のように語っていた。
「黒澤さんの映画の恐ろしさは、下手をすると17万2800カット(2時間映画のカット数)からどの一コマを抜き出しても、拡大して印画紙に焼き付けたら、それだけで見事な写真になっているというところだ。捨てカットがただのひとつもない。」

まさに、そうだった。

私もまたポケットにカメラを忍ばせて、
美しいと感じたものを写真におさめたいなぁ。。とおもった。
NEIKUN

NEIKUN