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ストーカーのOSHOのレビュー・感想・評価

ストーカー(2002年製作の映画)
3.4
2002年の映画、ちょうどフィルムカメラからデジタルカメラに移行するころ。
いまの若い世代は、フイルムをカメラ屋さんに持って行って現像してもらっていた…なんて知らないかも…

2002年、カメラ屋さんで働く孤独な中年男性の物語。主演は名優、ロビン・ウィリアムズ。
現像しにくる幸せそうな常連の家族の写真を無断で焼き増しして、コレクションしている。
そして、自分がその家族の一員のような妄想をして楽しんでいる。

ここまでなら主人公が気持ち悪いだけだけど、
(それと、勝手に焼き増しして保管するのは、プライベート侵害と写真屋さんへの横領にもなるけど、そこは置いといて…)

このあと写真の家族の夫が浮気をしていることがわかり、夫を許せなくなり、主人公(ロビン・ウィリアムズ)が夫に復讐しようとする…という話し。

孤独とか、妄想とか、誰にもでもありえる心の闇を描いた作品だし、なかなかの良作なんだけど、

例えば、主人公が会社から解雇されることと、ストーカーすることがあまりリンクしていないとか、
ラスト、アメリカ映画にありがちの犯人が逃げて警察が追ってというただの捕物帳になってしまったりとか、
プロットや脚本が弱かったと感じた映画でした。

時代性とテーマが面白いだけに残念。
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