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団鬼六 黒髪縄夫人のimaponのレビュー・感想・評価

団鬼六 黒髪縄夫人(1982年製作の映画)
3.3
一連の団鬼六の名を冠したSMロマンポルノの中では低調な印象があると思ったら、団鬼六先生がロマポの演出に不満を持ち鬼プロ制作で思い通りにプロデュースしたんだと言う。文筆と映画の違い。餅は餅屋って事か。
渡辺護を監督に配しているが、こちらも自身SM物の中では低調。
せっかく志摩いづみ、江崎和代という好素材があるのだから素材を楽しむ。二人もSMシーンより普通のからみの方が映える。

和装で腰巻まで剥いたのに何故黒いパンティ履かせる?SMプレイが比較的ソフトなのは良いとして算盤責めとか効果あるのか?絵的には面白いけど失笑感ある。SMプレイとしては池純子という女優が一手に引き受けているが素材的に地味。

志摩いづみの美しい日本舞踊の舞が見せ場だが、全裸扇子のみの舞も見たかった。ラストの舞は砂丘でアートに寄ってて折角のいづみ様の美貌を白塗りで隠さんでよ。
汚されてしまった事により精神が開放されるという着地は良いのだけれど。。

日活に反抗して敢えて自分の名を冠せず別タイトルにすればまた違った見方が出来たかも。
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