11年ぶりに観た。
あの時自分は娘のマリア=ジョアナより少し上くらいの年齢で、遠くの国の景色や歴史をわからないながらもなんとなく楽しく観ていましたが、ラストシーンは衝撃すぎて日比谷からの帰り道無言になったのを今でも憶えています。
大人になって、言語の違いや浅くとも世界史の知識を少し分かるようになり、こうして改めて観るとこんなにも強い、多くのメタファーが盛り込まれていたのかと新たな感銘を受けました。
世界の広さと根深さを思い知る一作。
11年経っても色褪せないこのあと味。
私にとって映画の力を最も感じた、原点とも言える傑作です。