ピンフまんがん

佐賀のがばいばあちゃんのピンフまんがんのレビュー・感想・評価

佐賀のがばいばあちゃん(2006年製作の映画)
3.0
これってけっこう流行ったよね。たしか当時島田紳助の番組で島田洋七が出演したバラエティではこの話がいつもネタにされていましたね。という島田紳助も出演をしていたんですね。
ハートフルコメディといわれてハートフルな気持ちになることはめったにないし、心温まる映画と言われて心が温まったことなほとんどない私ですが、この作品は一切イヤなヤツが登場しません。そのなかでしっかりと100分以上このテンションを守り続けた構成は意外に良かったです。実は海外でも評価されていましたね。この作品で一番感じたことは、やはり現代社会との対比でしょうか。あんな形で疎開されるのはとか、運動会のお弁当のシーンとか、今では考えられない演出ですが当時では何も違和感のないものだったのです。こういうことを考えさせられるだけでもこの作品の価値はあるかもしれません。れいわのベロリンQも出演していますがノリがまんま都内での選挙演説と一緒だったのには笑ってしまった。

最後に、監督の倉内均さんの訃報を受けての鑑賞でもありました。ご冥福をお祈りいたします。