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カンフー・パンダのhokaのレビュー・感想・評価

カンフー・パンダ(2007年製作の映画)
3.0
私が初めてパンダを見たのは、中国四川省の成都動物園だったと記憶している。
日本ではあれだけ人気者なのに、そのパンダは見物客が私だけで、地元の人たちからは余り特別興味を示されていなかったので、実にのんびりしていた。

基本プロットは初期のジャッキー作品を彷彿させるので、彼がもっと制作面でコミットしていると思っていたがそうでは無かった。

周星馳氏や鳥山明氏等類似性は挙げればキリがないが、原初以来そうやって取捨選択し連環するのが映画でもある。

カンフーオタクのユトリパンダが、自分の欠点を特性に変え、老師がそれを活かして最強の相手を余裕で倒す話。

食い物に釣られて身体が勝手に動き、脂肪で衝撃を吸収、その反動で相手を弾き返す。

人種や肌の色、性別や宗教、生まれやその境遇。
ありのままの自己肯定がテーマなら、割と先駆者的なアニメーション作品かも知れない。

マスターファイブが連携してタイランと吊り橋で闘うアクションシークエンスは、スピーディで見応えあった。
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