大林宣彦監督作品。映像にクセがありすぎるのとは裏腹に、内容は思った以上に観やすい作品だった。映像のクセとはどうゆうものかというと、ずっと映像が傾いているというもの。そして、なぜだか「HOUSE」を彷彿とさせるようなホラーテイストな映像であるという点。その他諸々、大林監督作品らしい映像だった。最初、観始めた時は、「22才の別れ」をホラーに調理した作品なのかなと思った。しかし、観進めると、内容はホラーでなく、「22才の別れ」をしっかりと題材にした内容だった。そして、「尾道三部作」や「新尾道三部作」を彷彿とさせるようなノスタルジックな要素もあり、大林成分たっぷりな作品だった。filmarksでは、現時点で平均値3.4とあまり評価されていないみたいだが、個人的には結構オススメしたい作品。大林監督作品のファンはおそらく何かしら刺さる作品だと思う。
