ゾロ

パットン大戦車軍団のゾロのレビュー・感想・評価

パットン大戦車軍団(1970年製作の映画)
3.5

BS自動録画分鑑賞

第二次世界大戦時の物語
パットン将軍と共に舞台が移動

北アフリカ チュニジア
シチリア島 パレルモ
コルシカ島 アジャクシオ
イギリス  ナッツフォード
ベルギー  バストーニュ

第二次世界大戦における
アメリカの英雄であるパットン将軍
しかし、短気で人の話を聞かない偏屈ジジイ

彼の動向から見る第二次世界大戦

ナチスという共通の敵がいるが
政治や思想、信念等決して一枚岩でない
連合国軍の実情が垣間見れて面白い

パットンはモントゴメリとの武功争い
軍を強くする為の行動は、行き過ぎた行為と
味方から批判を受け任務を解任されてしまう

パットンを一番評価していたのが
ドイツ軍という皮肉が良い

勝ち負けよりも面子や政治が大事で
何と、何の為に戦っているのか?
考えさせられる

第二次世界大戦時の各国の対立構造や
地名などの説明は無いので事前知識が必要

さらに、パットンは行く先々で歴史を語る

ポエニ戦争
ガリア戦記 
カエサル
ナポレオン 
征服王ノルマンディー公ウィリアム
第一次世界大戦のシュリーフェンプラン

ちょっとした台詞に歴史に関する事が
散りばめらていて、パットンの考えを
代弁しているので、知らないと❓と
なってしまう

さらには、紀元前での戦争でも
その場に居たと豪語する

それだけ、戦いの歴史に魅力されていて
彼等を英雄と崇めていたのだろう


でも、一番言いたいのは
邦題のセンスの無さ

パットン将軍  とかだったら
もっと早く観ていた気がする
ゾロ

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