ふぃー

パットン大戦車軍団のふぃーのレビュー・感想・評価

パットン大戦車軍団(1970年製作の映画)
4.2
同時期に作られていた映画は「イージーライダーなど」。ベトナム反戦運動が盛り上がる中、当時アメリカではどのように本作が受け止められていたのだろう。
「勇気が伴うから、殺人も栄光に輝く。生き死にだけの戦争に何の意味がある?」ラストシーンの印象的な台詞である。やはり時代背景を考えると反戦的なメッセージなのだろうか。と思うとともに、将軍が将軍として名を残すことのできたギリギリ最後の戦争が第二次大戦だったのだなと感じた。

と、そんなことはまぁどうでもよくて、ひたすらパットンがかっこいい。根っからの戦争屋で直情的だが、なんか憎めないおっちゃんだなぁと感情移入してしまう。どことなく虚しさが残るが、本人にとってはたぶんあの結末で良かったのだろう。3時間があまり長く感じなかった。

あと、兵士を殴打しただけで解任されるのは同時期の日本軍では考えられないホワイトさでびっくりした。
ふぃー

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