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野のユリのkazunのレビュー・感想・評価

野のユリ(1963年製作の映画)
3.5
ホーマー・スミス(シドニー・ポワチエ)
は車の故障で立ちよった先の5人の修道女の手助けをすることに。

頼もしい男性を神が遣わせてくれたと信じて、屋根の修理を手始めに、教会の建設を頼む(命令する)マザーマリア。

神に感謝してもホーマーに感謝はしないマザーが厚かましくて嫌でした。


確かに質素な暮らしをしているシスター達ですが、神の名の下に寄付を求めたり、無償の労働を強いたりするのは気持ちの良いものではありません。

それでもプライドから1人でやると頑なになるホーマーを周りのメキシコ人達が助けるのが微笑ましかったです。
アメリカ人最高…肌の色も人種も気にしない温かい気持ちのパーティー。

教会のてっぺんに十字架を立てて土台に自分の名を刻む所がしみじみしました。
神様以外は誰も目にしない所でした。
そして、「鐘はつけないのかい」と聞かれ「いつかきっと」と答えます。

終わり方はすっきり!

エイメンのゴスペルが耳に残りました。
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