焙煎マン

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還の焙煎マンのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

シリーズとしては、これ以上ないほどスッキリなオチなのではないでしょうか
もちろん、ここから外伝的にダース・ベイダーの過去である新三部作
それとその新三部作の間を埋める形のクローン・ウォーズなどで新たに展開された作品も決して蛇足なわけではないけど、この旧作だけでも十分満足出来ます

不満点があるとすればあまりダース・ベイダーの心情的なものが掴めないところでしょうか
私は時系列順で見直したし、アナキンが活躍するクローン・ウォーズも見たのでアナキンが元々正義の心を持つ人で仲間が傷つくと強行せずにはいられない短気だが、心優しい人物であることを知っている

しかし、この旧シリーズだけだとダース・ベイダーが如何に人間であったか?が伝わりにくい気がする。
ベイダーがシディアスを倒すところとかも悪い意味でお約束で、しかも唐突に感じられる。

それにダース・ベイダーって顔がマスクで隠されているので表情も分からないから、迷いが表現しにくかったっていう問題もあった
空を仰ぐように上を向いたりして迷いをボディーランゲージでピエロのように表現した努力は認めるけれど、伝わりにくいです…
しかも直前では自分に息子だけではなく娘もいたという衝撃的な事実を知らされてもあまり動揺しなかったところも人間味が伝わりにくい要因の一つかなと

あと私の見たバージョンだとアナキンの霊体が若い頃の姿になってるけど、これはあんまり良い改変に思えなかったかな
普通に以前の血色の良いおっさんアナキンのほうが、ルークにも分かりやすいし、単体でこの映画を見た時にダース・ベイダーのちゃんとした素顔として入りやすい
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