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ホブスンの婿選びのkazunのレビュー・感想・評価

ホブスンの婿選び(1954年製作の映画)
4.3
男やもめの靴屋のホブスンには3人の娘がいる。長女には自分の面倒をみさせ後の2人にも持参金惜しさから結婚を許さない。娘達の対抗のコメディ。

印象的なシーン
・腰飾りのドレスをたしなめる父
・靴屋の構造
・ウィリーは文盲
・マギーの求婚と初夜←なんやねん(笑)
・ホブスンの泥酔、倉庫に落下
・マギーの画策 姉妹で協力
・ホブスンの幻覚
・店名の駆け引き
・真鍮の指輪←しみじみ

大体三姉妹だと長女はしっかり者の役回りで妹達は気ままです。父や妹達からするとマギーは、はなから結婚しない、できない前提です。おかしい話ですけど。

ですがマギーは行動を起こします。素晴らしいですね。そして自分の幸せだけでなく妹達の事も考えて策を練る優しさ。

ウィリーや訳の分からない婚約者を巻き込み痛快でした。

そして!父のチャールズ・ロートン。大好き。酒好きで自分勝手だけど憎めないお父さん。話をあわせてくれる飲み屋の仲間がいい加減な事も知ってるんです。

原題ホブスンの選択は、どうしようもない選択という意味の慣用句だそうです。

ほんわかした気分になれる楽しい作品でした。
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