マイノリティ

この子の七つのお祝にのマイノリティのレビュー・感想・評価

この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)
3.5
意外と良かったです!

松竹が公式に期間限定でyoutubeに上げていたのを鑑賞しました!

ある若い女性の殺人事件が起きます。

この被害者が次期総理大臣を目指す秘書の元お手伝いさんで、その彼女と会う約束をしていたルポライターが事件を追う。
と、政治家の権力や汚職などが絡んだ社会派サスペンスなのかと思いきや、とんでも無かったです!

これはホラーです!

まず、殺された女性の遺体描写が中々グロかったです!

序盤に父親に捨てられた親娘のシーンがあるのですがこの母親がとにかく怖い!

幼い娘に母親が「お父さんは悪い人。恨みなさい。そして見つけ出してお母さんの仇を討ちなさい」と毎日、毎日言って聞かせます。

そして、その父親の写真の顔の部分を針で何度も突き刺します。

この親娘と殺された女性が何処でどう結びつくのか?

が今作の見所です!

キャストも豪華です!

和服姿の岩下志麻がめちゃめちゃ綺麗です!

"妖艶"とは彼女の為にある言葉ですね!

岸田今日子の狂った演技にゾッとします!

若い根津甚八もかっこいい!

他にも小林稔侍、逸見マリ、杉浦直樹、芦田伸介、室田日出男等、昭和を代表する役者さんが多数登場します!

オーバーなリアクションと、セリフも昭和ならではです!

オチも驚きまではしなかったけど悪くは無かったです!

色んな意味で"血"とは深く恐ろしいものだと感じました!