いやよセブン

レッド・バロンのいやよセブンのレビュー・感想・評価

レッド・バロン(2008年製作の映画)
3.0
第一次世界大戦、ドイツの名パイロット、リヒトホーフェン男爵の実話。
この時代、戦死者はそれほど多くはなく、複葉機での空中戦にロマンを求める男たちがいた。
リヒトホーフェンは自機を赤く塗り、レッド・バロンとしてドイツでは皇帝も認めるヒーロー、敵の連合軍からは死神のように恐れられた。
しかし、戦争の実態に気付き始めたリヒトホーフェンは自らヒーローの座から降りることを決意する。
若くして祭り上げられた男の生き様を“悲劇のヒーロー”として描いている。
唯一、架空の人物としてユダヤ人パイロットを登場させるところがドイツらしい。