kerokeroman

悪魔を見たのkerokeromanのネタバレレビュー・内容・結末

悪魔を見た(2010年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤は感触が良かった

韓国映画のガチ感というか気合の入り方半端ないなと
日本で同じテーマの作品作ったとしてもこんな強烈な作品にはならないだろうなと思うし、それだからこそ近年の日本映画は韓国映画に押されまくっていると僕は思ってしまう

犯人が窮地に陥って、どんどん残酷になると聞いたときに、じわじわと責め苦を与える復讐ストーリーになるのかと、ドキドキしたものだが…

なぜかその後、主人公のドジっ子っぷりがさく裂して最低の結果になったあたりでなんでやねんズコーってなってしまった

最後の処刑方法も、最高に恐怖を味わってはいたかもしれないが、あの殺し方は苦しみが少なくかなりスッキリ楽に殺しているのでは?と思ってしまった
更に言うと、一応遺された家族たちが慌てふためいてはいたけど、両親にとっては放蕩息子だったんだろうし、息子は捨てられてるわけだし、その家族にあの姿を見せるっていうのも、んーそれはちょっと方向が違わない?と思ってしまった

そもそもカプセルを飲ませるということに関してもそりゃうんこで出てくるよねって思うし、相当杜撰なのよね、あと警察が超絶無能

そのへんの脚本の甘さみたいなものが作品のリアリティを激しく損ねてしまった感じがする

前半の一体どうなるのか…という緊張感がずっと続いてくれていれば、紛れもなく名作になる余地はあったのになあ…と残念な気持ちでいっぱいです
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