Shota

天使にラブ・ソングを2のShotaのレビュー・感想・評価

天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)
3.9
荒れた高校を、シスター纏う歌手デロリスが指揮する聖歌隊を組むことによって更生していく物語。物語の進行と共に成長していく生徒たちをみていると、学生時代あんな風に何かにチャレンジできる環境があればと羨ましく感じてしまう。リタの親子関係には共感できたし、自分も親の立場として本当に子供のやりたいことだけを最優先できる自信はないなぁと思った。物語の終盤、コンクールを前に怖気付く生徒たちにかけた、「今逃げたら、この先も逃げ続ける人生になる」というデロリスのセリフが妙に刺さった。虎穴に入らずんばとは言うが、学生時代に何か頑張ったという自負がある人は、その後の人生も自分の力で切り開くことができるように思える。というか、学生時代がその可塑性を持つ瀬戸際なんだろうなぁ。目の前にいる生徒に対しても、合奏でも勉強でも部活でも、まずは目の前にある目標に向かってチャレンジしてほしい。
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