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燃える平原児のSHINのレビュー・感想・評価

燃える平原児(1960年製作の映画)
3.7
この前観た「突破口」でドン・シーゲル監督に興味を持ち、その13年前に製作された今作を視聴。エルビスプレスリー主演というのも興味を引いた。

白人男性と先住民女性の夫婦。西部劇では何度か見た事があるので、当時はそれなりにあったケースなのだろう。白人と先住民の対立が深刻化していく中、どちらでもあり、どちらでもない混血の複雑な立場が描かれている。

単純な勧善懲悪ではなく、問題提起型の西部劇で、個人的には嫌いじゃないし、ドン・シーゲル監督の作風は好きかもしれない。他の作品も観てみたいと思った。

エルビスの演技に関しては、他の役者に比べるとやや見劣りするものの、人気で起用された歌手にしては悪くない方だと思う。彼自身も非差別主義者だったというのも興味深い。
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