Violette

父の祈りをのVioletteのネタバレレビュー・内容・結末

父の祈りを(1993年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

警察のこうした濡れ衣、無実とわかっても起訴、有罪、時に死刑という図式は日本でもたくさん起きている。
でも日本の場合、司法システムがとてものろまで再審されるべきものが何十年も放置されたり棄却されたり、袴田さんの事件などいまだに有罪だと言い張っている。
捜査段階で事実を隠蔽した刑事たちが無実とされたけれども起訴されている点はとてもいい。日本も冤罪に関わった警察や検察の人間は罪を問われるべきである。

ジゥゼッペが亡くなった時の囚人仲間たちが飛ばした火の風景はとても良かった。
あと独房でテープを引き出しながらテープの早送り音を再現しているダニエル・デイ=ルイス、うまい。

ピート・ポスルスウェィトの出演作でこれが見た中で一番若い時のものだったが一番疲れ衰えていた。この人も上手くていい役者。
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